第5章 飼育*
…気持ちいい。
沙里は初めこそ嫌で気持ち悪かったのに、気が付けば内側から崩壊してしまった。
経験が少なかった分、快感への耐性が無かったのも原因の一つだろうか。
「あっ、あ、ぁあ…あ、あっ!」
「は…俺もイきそ…」
生々しい抽送の音が段々小刻みになり、律人は腰を乱暴に打ち付ける。
痙攣した肉筒に陰茎を深々と突き刺し、背筋をブルリと震わせた。
「く…やべー、沙里ちゃんマジ名器。搾り取られるみてー…。」
抜かずの二発をやってのけ、柔らかくなった肉棒を律人がナカから抜く。
愛液と白濁の融合した液が糸を引き、名残惜しさを演出する。
この何とも淫猥な瞬間を、賢哉は見事カメラに収めた。
体の奥に放たれた熱を感じ、沙里の視界がぼんやりと霞む。
無意識に口から切ない声が漏れ、意識が混濁した。
「ぁ…奥……はぁ、ん…」
「ん?何?もっと奥に欲しいの?でも今からもっと楽しいことするから、暫くお預けね。」
サイコパス気質な律人は、彼女の心を読み取る気など毛頭無い。
彼は大学卒業間近の頃、オープンキャンパスで大学に来た沙里のことを気に入り、ストーカー行為を繰り返したのだ。
ようやく行動に移した今、彼女の心配をする気もさらさら無い。
「賢哉、出番だぜー。」
「…もうやらねぇのかと思った。」
「悪い悪い。沙里ちゃんが俺のこと離してくれねぇからさー。」
「逆だろ。」
賢哉はスマホを置いて立ち上がり、鞄の中から何かを取り出した。
力なく横たわる沙里をうつ伏せにさせ、股の間を陣取る。
何が起こっているのか分からない沙里はただじっとして、肛門に感じた違和感に喉の奥を鳴らした。