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真選組に入った現代少女はとりあえず刀握りしめて戦うか【銀魂】

第21章 真選組の年越し


いつの間に寝ていたのか、体が揺れている感覚で目が覚めた。

「ん…あれ?」

総悟「起きたんですかィ」

総悟の横顔が間近に見えて、総悟が私をかかえてくれているのに気づく。

名無し「あ…ごめん、総悟。いつの間にか寝てたみたいで」

総悟「俺は良いですけど、どうせ起きたなら戻りますかィ?」

見慣れた廊下…部屋まで運んでくれようとしたんだ。

名無し「総悟、今何時かわかる?」

総悟「あーっと、24時の五分前ですねィ」

名無し「もうすぐ新年か…」

まだ眠たい目を懸命に開けながら呟いた。

総悟はくるっと方向転換した。

名無し「?」

総悟「年越すとき、皆といたいだろィ?」

ぎゅうっ―――――――――

私はとっさに総悟の首もとに手を回して抱きついた。

名無し「総悟がいればいい…」

総悟「なっ///」

言ってから恥ずかしさがこみあげてくる。

しまった、私完全にねぼけてる…!

…でもこのまま離れるのは何だか嫌だった。

総悟は何も言わないけどさっきよりも鼓動が速くなってるのはわかる。

少しの沈黙の後で総悟が口を開いた。

総悟「年、明けましたぜ…」

名無し「明けましておめでとうございます…」

総悟「これからも、俺と一緒にいて下せぇ」

思わぬ言葉に顔をあげる。

総悟はそっぽを向いて「これからもよろしくって意味でさァ…」と少し顔を赤くして言った。
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