第4章 仕事はマグル狩り
さて、この世界に来てからの仕事を説明しようと思う。
はっきり言うと何でも屋をやっている。
魔法を使えば証拠を残さずに依頼を遂行出来るので足がつくことはない。
元々死喰い人なだけあって裏組織からの殺しの依頼も苦ではない。
この世界には“闇祓い”がいないので、許されざる呪文を使用しても、我々魔法族が恐れる“吸魂鬼の接吻”を受けることは絶対にないのだ。
たとえこの世界に御主人様がいなくても、この闇の印の下に御主人様の渇望を叶えるべく、この世界で自分たちが生活するのに支障のない程度でマグル狩りをしている。裏組織の依頼という形で。