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獣電戦隊キョウリュウジャー

第46章 「わらうカオス!はめつのカウントダウン」




ソウジたちから悲しみを狙う黒いマントの男の存在を聞いたキョウリュウジャーは、デーボス軍の新たな動きに備え、敵を警戒し探索していた

『…そんな簡単に出てくるわけは…ないよね』

「あれ?さんじゃない」

『…!』

「学校ではなかなかお話できないから声が出なくなっちゃったのかと思った〜」

『…今忙しいから』

は横を通り過ぎた

「…生意気」

クラスメイトがに向けて拳を振り上げた


―♪―♪―♪―!!


『!!』

辺りにヤミのメロディが響き渡る

「な、何…この音…」

『うっ…!!あぁぁぁぁぁあ!!』

「な、何で苦しんでんの!?」

「知らないよ!あたし何もしてない…!」

クラスメイトたちは怖くなりその場から逃げていった

『(頭が割れそう…!!)』

は地面に倒れ、耳を塞いだ

『うぅ……!みんなに…知らせないと…!!』

連絡をしようと携帯を取り出す


ガッ


『!?』

腕を掴まれ、引き寄せられる

『お前…!!』

そこにいたのは黒マントの男

『離して…!』

黒マント《来てもらうぞ、女神》

『(力が…出ない…!)』

は黒マントに抱えられその場から消えた


闇のメロディと黒マントの邪気で動くことができない

段々と闇のメロディが近くなり、爆発音が聞こえた

『(誰か…戦ってる……)』


ドォン!!


自身の攻撃を黒マントの男が弾き、キョウリュウレッドに跳ね返ってきた

ダイゴ《悲しみの仮面…!?ソウジの言ってた黒マント野郎はお前か!》

『…キ…ング…?』

ダイゴ《!?》

黒マント《攫った人間共の悲しみが更に高まりました。これでより曲に厚みが増すはずです》

ダイゴ《人間がもう攫われてるのか!》

人間たちは黒マントの楽譜に閉じ込められていた

黒マントは楽譜を開き、指揮棒を振った

すると楽譜から人間たちの悲しみの感情が白マントの楽器へ流れ込む

白マント《おお!素晴らしい!》


―♪―♪―♪―♪―!!


『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!』

ダイゴ《ぐっ…!敵のメロディが強くなった…!》

黒マント《ふっ!》

黒マントの攻撃がダイゴを直撃

ダイゴ《うわあぁぁぁぁぁぁ!!》

『キング……!!』


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