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鳥籠【R18】

第3章 #03


 遠足の当日。
名前と八神は、本当にずる休みをして猫カフェにいた。
二人とも有言実行を体現している。
色んな種類の猫が複数匹いた。
「かわいーっ、猫いっぱいいる!」
 早速足に纏わりついて来る猫がいる。
人に慣れているから当然だ。
名前はソファに座る。
「よかったなァ。」
 名前の隣に八神は座る。俺の特等席だぞと猫達に自慢する。
可愛いと言われてる猫に嫉妬しているのもある。
名前は普段お近付きになれない猫達と戯れていた。
野良猫を見て近付こうとしても逃げられる。
「あれ?八神さんは猫ちゃんと遊ばないんですか?」
 八神は猫達と目線を合わせようともしない。
猫を無視して名前を見ている。
「そうしたいんだけど…こいつ中々どけてくれなくて。身動きとれない。」
「へ…?」
 八神の膝上に首にピンクのリボンを付けた白猫が丸くなって座ってる。
八神が首根っこ持ってどかしても、また膝上に戻って座る。
名前は猫達を餌付けしていた。
「八神さん…すごく猫に懐かれてますよ…。」
 白猫はこれ見よがしに八神の膝の上に座ってくる。
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