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大好きな君へ

第2章 意地悪なバレンタイン


「亮ちゃん亮ちゃん聞いて?

今日俺なハナさんとデートやねん♪」



楽屋に入るなり

ご機嫌に叫びながら

俺に飛び付いてきたんは…



「朝からうるさい…大倉…(笑)

ていうかお前…

ハナさんと付き合いだしたんか?」





あかねがうだうだ3年も片思いしてる相手

大倉忠義さんで…(笑)




「それがちゃうねんて(笑)

ただご飯に誘ってokもらっただけらしいで?

それやのに朝からずっとこの調子で

うっさいねん!!」



なんて隣の席で

しかめっ面をするすばるくんに

おしりをバシリと叩かれても



「そりゃご機嫌にもなるよ!

何回も断られてやっと…

ほんまにやっとokもらったんやから(笑)」



なんてめげることなく

ご機嫌に笑顔をふりまいてて



うん…

確かにその笑顔までもが

うるさい(笑)



そんなご機嫌極まりない大倉に



「ハナさんの

どこがそんなにええんかが

俺にはまったく解らんわ…」



そう言って首をかしげると





「一生解らんでええよ…(笑)

でもその代わり今日あかねちゃんも誘って

4人でご飯やからね?」




なんて…



うるさい笑顔を振り撒きながら

当たり前のように言うと



俺の肩をポンポンと

叩いた…(汗)
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