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君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】

第2章 アイシテイルカラナカセタイ


舌を絡ませ合い、オレの呼吸が乱れてきた所でバニーが妖艶に微笑む。

あ……コレって、ヤバい展開じゃね?


「虎徹さん……
 僕達、今日はお休みですよね?」

「へ……?
 あーーー…そうだった…か?」

「そうですよ。
 だから今日は1日中、貴方を離しませんから。」

「ウォッ……!」

いきなりオレをお姫様抱っこしたバニーはベッドルームへ足を向ける。

「ちょッ…ちょっと待てって……バニー!
 そう、オレ喉乾いてんだよ!
 なんか飲みてーなァ…って……」

「………分かりました。」

オレを抱いたままクルッと踵を返したバニーが今度はキッチンへ向かった。

「えーっと………バニー?」

「まずはキッチンでシましょう。」

「いや……シましょう…って、お前。
 オレ…喉が渇いてるって……」

「大丈夫です。
 虎徹さんの飲みたい物を何でも……
 僕が口移しで飲ませてあげますよ。」

「エエエッーーー!?」



結局その日は朝からバニーに『泣かされて』

その後はもう只管……

『啼かされて』『啼かされて』『啼かされて』………

あーーー…でも……

どーしたってオレはバニーが好きで堪らねーんだなァ…って気付かされた1日になったってワケです。





END.
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