第6章 仕返しの時間。
クラスメイト『まぁにゃん、ご指名入りました!あと、2人同時のご指名のため10分間指名タイムになるから。』
『りょうかぁい!』
私は言われた席に向かい、声をかける。
『いらっしゃいま…せ。ご、ご主人…さ…ま…。』
そこには黒い笑顔で椅子に座る学秀とカルマがいる。
学秀『たしかまぁにゃんはしつけがなっていない猫らしいな…赤羽。』
カルマ『そうそう。だから俺たちがちゃぁんと調教してあげないとねぇ〜!』
学秀『さぁ、まずはお手をしてもらおうか?
まぁにゃん…』
『い、いや…その…』
学秀『おやぁ?返事が聞こえないようだが?猫の返事はどうするんだ?』
学秀が私のアゴを掴む。
『……にゃぁ。』そして、私は学秀の差し出した左手にお手をする。
学秀『…よくできた。これは褒美だ。』
そう言って私の口にポッキーを入れる。
その様子をカルマに撮影されている。
カルマ『あぁ〜!こぉんな所に猫じゃらしがあるぅ!
ほら、ちゃぁんとじゃれてよぉ。まぁにゃん。』
私はカルマの猫じゃらしに猫の手で触れる。
カルマ『えぇ〜?ダメだよぉ。そんなんじゃぁ。もっと身体使って、ほら、みゃあみたいにさぁ〜!』
『うっ…。』
私は身体を使って猫じゃらしに飛びかかる。
カルマが自分の方に猫じゃらしを振ったため、私は勢い余ってカルマに抱きついてしまう。
カルマ『積極的な猫ちゃんなんだねぇ!まぁにゃんはぁ〜!』
私はカルマから離れ、
『と、当カフェはワンオーダー制になっておりますので、ご注文をお願いしますにゃん…。』
と伝える。