第5章 1-Aはネコカフェ喫茶
そこは教室には見えない程だった。
どこかの閑静な住宅街にあるオシャレなカフェのよう…。
入り口に入ると、教室の壁にはまるで本物であるかのようなカフェの風景が描かれた壁。
カウンターを挟んで、室内には学秀のツテで借りたテーブルとイスが並び、綺麗な観葉植物が置かれている。
入り口のすぐ右側には当店人気にゃんこの写真が貼られている。
『いらっしゃいませ!ご主人様!女性のお客様3名様ですね!
こちらのお席で当ネコカフェのシステムをご説明致しますにゃん!』
まぁが女性客を席に座らせる。
『当店では、ワンオーダー制になっており、指名料をプラス300円払って頂きますと5分間、2人きりでご希望のネコちゃんを独り占めできます!
当店オススメ猫ちゃんは、ツンデレにゃんこの学ニャン!
ほら…、返事は?』
学秀『…にゃ、にゃあ。』
『俺様にゃんこのカルにゃん!』
カルマ『にゃあ〜!』
『さぁ、他の猫ちゃんもいますが、ご指名、されますでしょうか?』
女性客A『わ、私、学ニャンがいい!指名します!!』
女性客B『私は、ぜひカルニャンで!』
女性客C『わ、私、2人共指名します!』
『では、学ニャン、カルニャン、ご指名頂きましたぁぁぁ。』
学秀『な、なぜ僕が…写真を撮られてあそこに飾られている!!』
『さぁぁ〜?試着の時にでも誰かが撮っちゃったんじゃなぁぁい?』