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*愛のある重なりを*〜テニプリ〜【裏】

第4章 体育祭*不二


今日は青春学園の体育祭。

今年で中学生活最後となる体育祭、私は気合を入れて実行委員として働いていた。

ちょうど今は昼の休憩の時間。

実行委員専用の休憩スペースで友達と共にお弁当を食べていた。

すると突然隣にいた友達が、

「あ、ねぇあれって不二くんじゃない?」

「本当だ!不二くんも実行委員だったんだ!やっぱりかっこいい〜!」

友達が指差した先には同じクラスの不二周助くんが。

周助くんは爽やかな笑顔で先生と話をしていた。

(うん、やっぱりかっこいい…)

ふと、周助くんは私達の視線に気づいたのか笑顔でこちらへ手を振ってきた。

友達はキャーキャー言って手を振り返す。


…。
皆には言っていないけど、私達は実は付き合って8ヶ月の恋人同士。

学校では会っても挨拶くらいしかしないのでまだバレてないみたい。

まぁでも、休日は毎回デートしてるし部活も一緒。

どこかでバレてもおかしくはないと思うんだけど…。



………………


休憩もあと残りわずか。
私は午後の競技はないし、後は実行委員の仕事と皆の応援だけ。

(どうしようかなぁ……。)

友達は次の準備がある、とか言って行ってしまい途方に暮れる私…。

その時、実行委員担当の先生が私に近づいてきた。

なんか…嫌な予感…。

「あ、お前午後の競技は?」

○○「ありません…けど…?」

「丁度良かった!実は二人三脚に使用する紐が足りなくてな、体育館の横の倉庫にあるんだが取りに行ってくれないか?」

や、やっぱり…。
でも今仕事ないしなぁ、いっか。

私は二つ返事でOKした。

「すまんな、ゆっくりで構わないからよろしく頼むぞ。」

○○「はーい………さてと。」

私は一人、倉庫へ向かった。


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