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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第4章 消せない記憶。~宴~





「「「「「「「乾杯」」」」」」」



日本酒を高らかにあげ
宴が始まる。


お膳には
秀吉さんと三成くんがもってきた
新鮮なお魚と野菜をつかった料理がならぶ。


家康が用意したつまみも
横に添えられ、
会場ははるが用意した
色紙で作ったわっかの鎖が色あざやかに
飾られていた。

みんなに台所に入るのを止められたはるだったが
飾り付けはそれはそれで
楽しめたようで
すこぶる御機嫌な感じが伝わる。
料理のセンスはなくても
飾りつけのセンス、色使い、絶妙のバランス感覚は
ピカイチのようで
いつもの広間がまったく違うようにみえた。

「はるさんの飾り付け、ほんとにすごいね。」

思わず感嘆の声がでる。

「だろ?料理のセンスはなくても飾りつけさせたら
 横に出るやつはいねぇんだよ。」

「料理のセンスがなくてもっていうのが余計です」

政宗に頭をなでられて
嬉しそうに、でも少し不満といった顔で政宗を見つめる。

仲良いなぁ。。。
思わずまた首飾りをさわる自分がいた。
と、はるがくるっと私の方を向き直り
キラキラした目で言った。

「だって今日はひなさんの歓迎会だよ!」

「へ???」


そういえば、なんの宴かよく知らなかった。
単なる飲みたいだけかと思ってたのに。。。


「はる、貴様はすぐに言いたがるな。」

信長様があきれたようにいう。

「あっ、だって。。。」

しまった。。という顔をしてしょげるはる。

「まぁ、いい。ここにきて1ヶ月。そろそろひなも
 慣れただろう。明日は大名の謁見だ。
 織田ゆかりの姫として紹介する為にも
 歓迎の宴を開いてからの方がよかろうと思ってな。」

威厳のある声が
少しだけやさしく聞こえる。

あぁ、なんだかなぁ。、。
あの信長様のまんまだなぁ。。。

宙ぶらりんの私に
ちゃんと居場所を作ってくれる。

ほんとに嬉くって、
なんだか、なつかしくって思わず視界が霞む。


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