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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第17章 知らせ。




「あっ、あぁそうだったね。
 はるさん、いいかな。」


佐助がはるに少し遠慮がちに聞く。


「もっもちろん!!!どうぞ!!」


ギクシャクしながらも
話の中心は佐助へと動いていった。


「僕はここに来てからずっとタイムホールの出現について
 仕組みについて研究してるわけだけど。。。」

「どーやって研究してるかぜひ拝見したいわ」

「でね……」

私の突っ込みをご機嫌にスルーして
佐助が話を続ける。

「実は、ここ最近でまたタイムホールが出現する可能性が
 高くなってきたんだ。」

「「え??」」


ひなとはるが同時に声をあげた。


「しばらくは出現しないって言ってなかった?」


はるが訪ねる。



「うん、そのはずだったんだけど、
 本当にピンポイントで発生する可能性が高いんだ。」


「じゃあひなさんは、元の世界に戻れるの?!」


『元の世界』。。。
私にとってもうあの世界がなくなった今
ここにいようが未来に戻ろうが、
そこに『元の世界』はないのだけれど。、。

そう思って余計に気が沈む。


「それが、僕もそう思って計算したんだけど。。。」

「したんだけど??」

「今度出現するタイムホールはどうやら
 過去につながるようなんだ。」


「「過去??」」


思わず二人で声をかぶせる。
しかしどこにつながるかまでわかるなんて
本当に佐助は現代にいたらノーベル賞もんの何かを
作り出せてたんじゃないかと思うけど
そこはもうあえて突っ込まない事にした。


「過去って?縄文時代とか??
 それか。。まさか恐竜のいる時代とか??」

少し冗談まじりで聞いてみる。


「いや、そんな過去ではない。
 恐らく本能寺の変が起こる。。。3日前ほど、
 はるさんと僕がタイムスリップする
 ほんの少し前の可能性が高い。」

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