第11章 地獄&最終話
京緋
「___。____さん。__姉さん。」
珊瑚
「…………ん。きょ……ひ?………………っつ!?」
意識が戻ると、殴られたお腹が痛み体を丸めた。手首には手錠をつけられ、首に巻かれてただろう包帯が床に落ちている事に気付く。
京緋
「良かった。このまま寝てたらどうしようかと思ったよ?」
京緋を睨み付け、辺りを見回すと そこには警察官の男達が体を震わせてこちらを見ていた。
珊瑚
「……ここ、どこ?皆は……?」
京緋
「……皆?あ~、あいつらか……。あいつらなら今頃動けないでじっとしてるんじゃない?」
珊瑚
「____っひどい!」
京緋はクスッと笑い
京緋
「……ひどい?姉さんはこれからもっと酷い事をするんだよ?」
珊瑚
「____?!」