第3章 【番外編】勝ち気な君へ
〜風利 side〜
4月20日───爆豪の誕生日
百ちゃんの家、大きな屋敷の一室で…
POP!POP POP!
「「爆豪/君!誕生日おめでとう!」」
爆豪の誕生日会が始まった。
爆豪
「……は?」
切島君に連れて来られた爆豪は、クラッカーとお祝いの言葉に、目を見開いて驚いた。
芦戸
「爆豪オメデトー!」
葉隠
「サプライズ!」
煌びやかな部屋に、手作りの飾り付けがしてあって、大きなテーブルには持ち寄ったお菓子やジュースが並べられてる。
それらをキョロキョロと見て、だんだんと爆豪の顔が赤くなっていく。
薙景
「ヤバいね」
風利
「あの顔は…」
多分、照れじゃなくて怒りの方。