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〖 IDOLiSH7 〗 なないろパレット

第21章 ココロ、重ねて


いくら記念イベントだからってさすがに大き過ぎるんじゃないかと口篭る。

小「けどね?これはアイドリッシュセブンのみんなからの気持ちもはあるから」

『アイドリッシュセブンのみんなの気持ち?』

小「そうだよ?沖縄でのMV撮影の時、愛聖さんが彼らにしてくれた様に、今度は彼らからプレゼントしたいって。場所をどこにしようかと考えていた時に大和くんから提案されて、日程はどうかと会場に問い合わせたら、そういう事なら是非と」

それは有難い事ではあるけど、アイドリッシュセブンからのプレゼントって言われても特大過ぎるよ!

小「勿論、予算は事務所から出るけど当日はアイドリッシュセブンが無料奉仕で参加してくれるらしいから楽しみにしててね?」

『無料奉仕で参加?!・・・まさかとは思いますが、もしかして・・・』

小「うん、そうだよ?ほら、大きな声じゃ話せないけど、今度Re:valeの番組をジャックするじゃない?あの感じでみんなも衣装着てバックダンサーとか?」

『え・・・』

千がデザインしたあの衣装をライヴで着る・・・の?

小「まぁ、そういう事だからさ?彼らの気持ちを受け取ってあげてよ?」

『・・・はい』

どことなくモヤモヤする部分があるながらも、みんなからのプレゼントだと言われてしまっては無下にする事も出来ない。

あれ・・・ちょっと待って。

『あの社長?Re:valeがお手伝いってのは、ステージに上がる・・・んですか?』

小「ん~、その辺はまだ未定かな?彼らのスケジュール都合もあるだろうし、ただ・・・百くんの顔馴染みのスタッフさんを回してくれるという話にはなってるかな。それから千くんの方は音源関係の手配をしてくれるって」

『なら・・・大丈夫です。すみません何だか変な事を聞いてしまって』

もしもRe:valeがステージに出るとなれば暴動が起きそうだなと思った私は、社長のその話を聞いて少し安心した。

だってそんなの、Re:valeのファンからしたら面白くないって思ってしまうだろうから。

自分たちが神推ししているアイドルが、いくら仲がいいとはいえ他の事務所の、それも色々な事情があるアーティストでもない人のライヴに出るとなれば、そんな事よりRe:valeのライヴして!ってなるだろうし。

それは、アイドリッシュセブンのファンだって同じかも知れないけど。

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