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特命戦隊ゴーバスターズ

第44章 決意のクリスマス




子供は手のひらを擦りむいていた

『大丈夫だよ。ちょっと見せてね』

は手のひらをかざし、怪我を治した

「ありがとうお姉ちゃん」

『うん』

ゴーバスターズたちは一旦司令室に戻った


―――司令室―――


仲村「敵メガゾードγ(ガンマ)とδ(デルタ)、転送完了まであと3分です」

森下「大南地区、D-004ポイントにメタロイド発見」

ヒロム「司令官。メタロイドは俺に任せてください」

ヨーコ「1人で?大丈夫…?」

ヒロム「あぁ。相手の出方はもうわかったし、考えがある」

黒木「よし」

黒木がスイッチを押すとクリスマスツリーが姿を現した

「「「『!!』」」」

黒木「エンターが言った通り、我々の戦いはクリスマスに始まった。だがそれは決して悲劇の始まりではないし、してはならん。この世界の誰にとってもだ」

みんなは頷いた

黒木「必ず勝って来い」

「「「『はい』」」」

黒木「特命。ヴァグラスを倒し、クリスマスを守れ!」

「「「『了解!』」」」


フラッ…


ネココ「…!」

マサト「おい、どうした!?」

『大丈夫…です…』

ネココ「そんなわけあるか…!!」

マサト「力の使いすぎだ…。ヴァグラスのことは俺たちに任せろ。な?」

『でも…』

ヒロム「絶対に帰ってくる」

リュウジ「待っててね」

ヨーコ「の分も…私たちが頑張るから!」

『みんな…』

自分が情けなくて仕方ない…

『ごめんね…みんな…』

みんなは戦いに向かった


モニターで戦いを見守る

『(何…?何か…足が…)』


ガクンッ…!


ネココ「!」

森下「ちゃん!?」

仲村「どうしたんですか!?」

黒木「…!?」

『ごめんなさい…力抜けちゃって…。大丈夫です…』

ネココ「…」

モニターにはヒロムが映っている

ヒロムはまるで戦う気がないように見える

自分から攻撃はせず、怒りのデータを吸収されることもなく…

仲村「ヒロムくん…怒らないために戦うんでしょうか…!」

森下「でもあれじゃ怒りのデータは取られないけど…勝てない…!」

『(違う…。何か作戦があるんだ…。ニックがいない…)』

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