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特命戦隊ゴーバスターズ

第32章 宇宙刑事ギャバン、現る!




『戻った…』

は立ち上がった


ガクンッ


リュウジ《ちゃん!》

ふらついたをリュウジが支えた

リュウジ《大丈夫!?》

『あ、あはは…』

リュウジは変身を解き、を抱きかかえた

『ちょっ…!?』

リュウジ「動けないならしょうがないでしょ。このままじゃ基地に戻れないし」

『戻れますよっ!』

リュウジ「まぁ、いいからいいから」

『リュウジさ~ん…!』


―――――


『ん…』

いつの間にか眠っていたらしく、起きたら自分の部屋にいた

『あれ…?私…確かリュウジさんに…』

また迷惑かけちゃった…

『はぁ…』

回復した右手を眺めた

『(動く…)』

あの動かない時の感覚は怖い

もしかしたらもう二度と動けなくなるんじゃないかと思うくらいに

完全に人形化してしまったら私はどうなるんだろう…

『怖い…』

は右手を握り締めた

ヒロム「何が?」

『きゃあっ!!』

扉の方を見るとそこにはヒロムが立っていた

『ヒヒヒヒロムくん!!?』

ヒロム「何が怖いの?」

『あ、いや、何でもない。…あ、シェリーたちはどうなったの?』

ヒロム「あの2人はしばらく地球で任務を遂行するらしい。で、俺たちの力を貸してほしいって」

『そうなんだ…。もちろんOKだよね!』

ヒロム「あぁ」

『そっかぁ…。じゃあもう少しシェリーといれるんだ』

ヒロム「で?俺の質問の答えは?」

『…何でもないんだってば』

ヒロム「ふーん。何でもないねぇ…」

『な、何よ…』


パチンッ


『!!』

部屋の電気が消えた

『ヒロムくん!?』

ヒロム「ん?」

『ん?じゃなくて…!電気つけてよ!!』

ヒロム「何で?」

『何でって…!!』

ヒロム「が正直に話してくれたらつけるけど」

『何それ…!』

ヒロム「あのさ、そんなに長い間一緒にいたわけじゃないけど…が何かに悩んでることはわかる。隠すなよ」

『別に…隠してないし…!ていうか…くだらないことだし!!』

ヒロム「くだらないことで「怖い」って言葉が出てくるか」

『…っ』


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