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*スーツを着た狼*【R18】

第9章 社内での密事





舌を強く吸われながら弱い所だけを攻められ、私は太腿を痙攣させながらイってしまった。
それでも先輩はまだ腰を打ち付けてくる。


「ぁっ…、だ、め…っ!先輩…っ…」

「…はぁっ…、俺ももうちょいだから…ッ……付き合って?」

「ぁっ、ぁん…っ…!」

もう立っていられない…
そう思った瞬間、私の片脚だけを支えていた彼に両脚を抱えられ体が宙を浮いた。
誰かに見られている訳ではないが、これでは互いの繋がっている部分が丸見えだ。

(こんな格好…、恥ずかしい…っ…)


「んッ…、イきそ…っ…」

「ぁっ、ん…!」

彼のモノが私の中で更に膨れ上がった気がする。
自分の体重が掛かったまま何度か上下に揺すられ、私は連続でイってしまった。
その後を追うように彼も果てる。
ドクドクと脈打つその感触に思わず声が漏れた。

(…先輩のが中で……)

すっかり逆上せてしまった頭で厭らしい事を想像してしまう。
彼は全てを吐き出すまでしばらく私の中にいた。


「っ…、」

熱い吐息を零しながら、ようやく私の中から出ていく彼。
床に下ろされた私はやはり上手く立っていられず、彼の体に凭れ掛かかった。


「お前とのセックス…病みつきになりそうで怖い」

「……、」

優しく頭を撫でられながらそんな事を言われる。
…正直私も同じ気持ちだ。
この間も思った事だが、こんなに頭が真っ白になるくらい気持ちのイイHを私はした事がない。
それこそ会社である事を忘れてしまう程溺れるようなHなんて…


「なぁ…仕事が終わったら、またお前んちに行っていいか?」

「…え……?」

「明日休みだろ?…まだお前の事、全然抱き足りねーから」

「っ…」

ストレートにそう言われ顔が熱くなる。
けれどその言葉に期待してしまっている自分がいるのも事実で…


「…私も……先輩と一緒にいたいです…」

そう本音を漏らした。


「ふ……あんまり可愛い事言うな。またシたくなるだろ」

「…!も、もうダメですからね!というか、会社でするのはもう無しですから!」

「…なんだよ、あんなにアンアン鳴いてたくせに」

「っ…」

「まぁでも…今夜はこんなもんじゃねーから覚悟しとけよ?」

「……、」


その囁きに、私は不安と期待の入り交じった複雑な感情を覚えるのだった…



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