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*スーツを着た狼*【R18】

第7章 打ち明けられた想い





「んっ…、ぁ…」

少しずつ指の動きを激しくさせる。
笹木は相変わらず声を抑えようとしていたが、口元を覆うその小さな手を取ってぎゅっと握った。


「声…我慢すんな」

「……、だって…恥ずかし…っ…」

「…もっとお前の声が聞きたい」

「ぁっ…」

耳を愛撫しながら、彼女のイイ所を探る。
ひと際反応を見せた場所を何度か擦ると、彼女はびくりと大きく体を跳ねさせた。


「…ココ?」

「っ…、だめ…っ…」

「…そうか?俺の指…美味そうにしゃぶってるけど」

「…!」

こうやって相手に言葉責めじみた事をするのも初めてだ。
笹木の事を大切にしたいと思う反面、無性に苛めたくもなる。



「先輩…っ、もぅ…!」

限界が近いのか、俺の手を握りそう訴えてくる彼女。
一度イってもらおうと敏感な所を集中して攻めれば、彼女は背をしならせ呆気なく達した。


「はぁっ…、はぁっ……」

何度も浅い呼吸を繰り返す笹木の額に唇を落とす。
可愛くて堪らない…
もうとっくに限界を超えていた俺自身もベルトを外し、張り詰めたソレを下着の中から取り出した。


「っ…」

俺の行動に笹木が息を呑む。
あまり恐がらせたくはなかったが、早く彼女と繋がりたいという気持ちはもう抑えられないところまで来ていた。


「最後までするけど……いい?」

「……、」

少し考えた後、こくりと小さく頷く彼女。
それを見てほっとした俺は、持っていた避妊具を鞄から取り出した。
まさか今夜使う事になるとは夢にも思っていなかった。
別にお守り代わりとして持っていた訳じゃないが、常備していた自分自身を褒めてやりたい。


「力…抜いてろ」

「んっ…」

一度イってたっぷり潤っている彼女のソコに自分のモノを押し付ける。
しっかり解したつもりだったが、それでも中はかなり狭い。
笹木のソコが傷付いてしまわないか少し心配になった。


「っ…、痛くない?」

「…ん……、少し…」

眉間に皺を寄せ、苦しそうな表情を見せる彼女。
少しでも苦痛が和らぐようその唇にキスをする。

こんなに慎重に誰かを抱いたのは初めてだ。
傷付けたくない、大事にしたい…
他の女が相手だったら、こんなに緊張なんてしないだろう。



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