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The night dream of fairy【気象系BL

第3章 〜決意〜


翔「…智…」

翔はあの日

(兄貴…俺、
人間界に行って来るよ!
親父達がなんで
死ななきゃならなかったのか、
人間界で何があったか見て来るよ!!)」


自分に同じ言葉を言って、
人間界に行ってしまった、
弟の姿を思い出していた。

智「お願い…翔君。」

翔は智を抱きしめ

智の顔をジッと見つめる。

すがるような瞳は
あの日の弟と同じ目をしていた。


翔「わかった…」

智の顔はパッと明るくなった。

翔は最近、智がふとした瞬間
悲しい表情をしていたのを知っていた。

顔は笑っても
瞳は笑わない…智が
今、素直に笑っている。

翔はそれだけで…
本当に嬉しかった。

智「えっ本当に?
翔兄!
人間界に行っていいの?」

キラキラした笑顔で
言われたら
頷くしかないよなぁ…
翔は思い
頷いた。

和也「智!よかったね!」

2人は手を取り合い喜んだ。

翔「ただし…
俺も一緒に行く!!」

智・和也「えっ?」

和也と智は顔を見合わせた。

翔「俺も一緒に行って…
一緒に調べる!
それが、人間界に行っていい条件だよ!


いいね!」

智「…」

和也「まぁ…
そうなると思いましたけどね…。

智、仕方がないですよ!

ヘタレだけど、
いないよりはマシでしょう

連れて行きましょう。」

智「…うん。
邪魔にならないでね。」

智はふにゃと笑うが
やっぱり
目は完全に笑っていない。

和也「…怖…。」

翔「俺…お兄ちゃんなんだけど…。」

智「2人共なんか言った⁇」

和.翔「…なんでもないです!!!」


こうして、3人は人間界へ行くのであった。


翔「さっそうと決まれば、支度しなきゃ…。
下着は10枚ぐらい必要だよね…
それから…俺のコレクションを…」

智「下着10枚?はまぁ…仕方ないとしても…

コレクション⁇って…」

智はそっと
翔のコレクションをのぞくと

智「翔のバカ!!!!一緒に来るな!!!!!!」

翔「…ざとし〜ごめんなさい…。」

翔のコレクションが
なんだったのか…
ご想像にお任せします。
まぁ…すぐ解りますよね…
変態翔ちゃんだもん!




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