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The night dream of fairy【気象系BL

第9章 潤の贖罪



なんで、智に こんな抱き方をしてしまったかと言うと・・・

それは、今から数時間前のことだった。


俺が帰って来ると

ベッドサイドに 二つの黒い影があった。

その姿に俺は苛立ちを隠せなかった。

扉を隙間からそっと見ると、

ベッドには智が寝ていた。

熟睡しているのだろう…

気持ち良さそうに寝息をたてていた。


問題はもう一つの影だ!!


そいつは、ベッドのサイドに座り

智の寝顔を愛おしそうに覗き込み

時折、頭を撫でたり、ほっぺたを突っついたりしていた。

智「…ん…んっ…」


そして…

?「可愛いよ…智…」


そいつは微笑んで智の唇を塞いだ。


バン!!!!


俺は思わず扉を乱暴に開けた。

そして、物凄く勢いでそいつの目の前まで行き

顔に拳を突きつけたが、



当たる寸前で止めた。


潤「おい!!何してんだ!!!!


そいつは俺のものだ!!

手を出すなら例えお前でも…許さない!!」


?「そんな怒るなよ…

そんな大事なお姫様なら部屋に鍵でも掛けておけよ…。」


潤「なんだと…」

?「こんな可愛い顔して寝てる方が悪いんだよ…。


この隠れ家は…

光一と忠誠を誓った妖精は誰でも入れるんだ!!


こんな可愛い顔して寝てれば…


狼の群れに羊を置いとくのと一緒だからな、

すぐに誰かに食べられるぞ…」

そいつはニヤニヤ笑いながら
智を目で嘗め回すように見ながら言った。

?「それとも潤・・・・俺と一緒にこの羊を食べるかぁ⁇」


潤はそいつを睨みつける

潤「…うるせい!!どっか行け!!」

?「ハハハハハ・・・お兄ちゃんは怖い怖い・・・

邪魔者は退散しますよ。

まぁせいぜい気をつけるんだなぁ…」

そいつは部屋を出て行った


俺はその怒りをそのまま智にぶつけた・・・・・







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