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私、入社3年目で狙われてます【R18】

第4章 嫉妬と誘惑


「またお願いねー」

柚木が真琴に副社長室へ持っていくようにと資料を渡しに頼まれる


「はーい」


真琴がオフィスから出ていこうとした時


「先輩、僕も行きます」


「え?」

小湊が真琴の方へと近づく


「僕も副社長に渡すものがあるので」


という小湊とオフィスを出て、副社長室へと向かう



「今日も残業で疲れますねー」


小湊の言葉に前回の残業でのことを思い出す


「そ、そうだね…」


真琴はなるべく目を合わせないようにしていた



そして副社長室の前まで来ると



コンコンコン――


「失礼します」



扉を開けると部屋には


「あら、柚木さんのところの方ね。資料なら私が受け取るから」


伊織がいた


「お願いします。」

2人は伊織へ渡す


「はい。後で副社長にも確認いただくわ。ありがとう」


そう言われ出ていこうとした時



「あ、白石さん。少し時間あるかしら?」


「今でしょうか?」


「ええ。」


「はい。ありますが…」


「じゃ少しお話があるから」


と真琴は副社長室へ残り小湊は出ていった






「あの、お話とはなんでしょう…?」


「この間、たまたまある部署の方から聞いたのだけれど…あなた、仕事終わりにここに来てたんですって?」


「え…?」


「間違いならそれでいいのだけれど、その人が言うにはここに入ったきり30分も出てこなかったって言うのよ。」

伊織が真琴の周りを歩きながら言う



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