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私、先生に愛されてます【R18】

第7章 復習の時間


東堂に脅されてから一週間が経過した

クラスメイトはみんな突然に遥に声をかけランチをする

高校生として当たり前の日常の風景だがみな、なにかに怯え従っていることが遥には目に見えた

そんな日々はゆっくりに感じ、今までで一番楽しくない学園生活である





「ねぇ、遥?何かあったの?」

と唯一の信頼のできる友達である尾崎がその異変に気づく

「先週から、おかしいよ…比嘉 がいたから言えなかったけど」

と前から異変には気づいていた

放課後の教室で二人きりになり話すことに


「んー…」


「やっぱり突然話しかけてきたことでしょ?」


「…うん。」


尾崎はここ数日の出来事など勘が鋭いようで


「やっぱりねー…」


「え?なに?!」


「ふふふ。付き合ってるんでしょ?」


「え?誰が?」


「きーさーらーぎー!」


「あっ!声大きいってば…!」


と見事に当てられてしまった


「もぅ!それならそうと早く言いなさい。比嘉 なんでしょ!どうせ脅してるの嫉妬してさー」


「え?違うよ?東堂くんだよ…」


「はぁ?!…マジで?」

尾崎には意外すぎたらしく座っていた席を立ち上がるほどだった



ブーブー

と東堂との連絡専用のスマホが鳴る


「ん?誰?」


「その東堂くん…」


『明日、4時に生徒会室に来るように。くれぐれも如月とは話さないようにね。』


そんなメッセージをみてため息をつく遥



以前、東堂に生徒会室で


「僕は君が好きだよ。君のその柔らかな髪も、綺麗な瞳も、色気のある唇も…あの男にどうして惚れたんだ!あいつは爽やかな顔をしているが裏ではかなりの卑劣な男だぞ?そんな教師に惚れてしまうなんて、おかしい!」


と言われた


遥は如月の悪口を言われたことにとても腹が立ったがなにか言い返せばまた脅してくるだろうと思い何も言い返せなかった


「いや、どっちがって話しよ。」

とつかさずツッコミを入れる尾崎

「裏では卑劣ってあんたの方がよっぽどでしょって話よ!東堂って最低!!!!」

と勢いよく机をたたく


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