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私、先生に愛されてます【R18】

第5章 初めての体験


とある日の放課後―

「私は先生しか見てません!先生のことが好きなんです!」

「あのな、先生は付き合えないんだ。わかるだろ?比嘉 」


校舎裏で比嘉 から告白を受ける如月


「どうしてですか!」


「先生は、比嘉 のことは生徒としか見れないからだ」

そう言って断る如月

「生徒とイチャイチャしてるくせに…」

比嘉 の口からは怒りのこもった言葉が

「どうして!どうして、あの子なの?」

「おい…」

「教室の端っこでただぼーっとしてるような子じゃない!たかが体がいいだけでしょ?どうしてそんな子を好きなるのよ!」

と怒りを露わにする比嘉

「その辺にしとけよ…」

「あんな子どこにでもいるじゃない!」

「比嘉 。いい加減にしないと先生怒っちゃうぞー」

如月は笑顔で話しているものの目が笑っていないのを比嘉 は見てゾッとした

「…!い、言ってやるから!みんなに言いふらしてやるわよ!そうすればあの子も先生も…」

「あぁ、言えばいいだろ。好きにしろよ」

「え…?」

思わぬ返答に驚いた

「お前が言おうが何だろうが別にいい。責任とって結婚までするわー」

声色が低くなったのに気がついた
そう言いながら笑顔でじわりじわりと比嘉 を壁に追い込む如月

「これから俺の邪魔したらどーなるかわかるよな?」

ついに比嘉 は背が壁についてしまった

「ん?返事が聞こえない」

「…は、はい…」

如月の顔はいつもの生徒に向ける笑顔なのにも関わらず比嘉 には般若のような恐ろしい表情に見えた

「うん。いい子いい子」

そう言って比嘉 の頭を撫でた

「ご、ごめんなさい...!」

怖さのあまり比嘉 はその場から走って逃げて行ってしまった


「…調子にのるなよクソガキ」

比嘉 が去っていき物静かになった校舎裏で如月がボソリと言った


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