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私の妖精アカデミア【更新停止中】

第13章 敵との戦い


_ここは水難ゾーン。緑谷と蛙吹、そして峰田が飛ばされた場所だ。

「しかし大変な事になったわね」
「うん。さっきの敵(ヴィラン)の言葉…」

雄英のカリキュラムを知っていた…単純に考えれば彼らが情報を得るためにマスコミの乱入を起こした事になる。

「轟くんの言った通り…虎視眈々(こしたんたん)と…準備を進めてたんだ」
「もしかしたら、暁ちゃんはそれにいち早く気付いたのかも」
「え!?何で……」

蛙吹の推測に意外性を持つ緑谷。何故彼女は暁が敵に気付いたと思ったのだろう。

「前に八百万ちゃんから聞いた事があるのだけど…彼女、五感がとても優れているらしいの。それに相手の気配とか分かるって言ってたわ」
「はぁ!?八雲のやつチートかよ!!」
「そうなんだ…でもそんなに凄い暁さんが捕まるって事は、相手の敵(ヴィラン)は余程手練れみたいだね」

あのワープ“個性”の敵(ヴィラン)が暁を出した時、死んだように動かなかった姿を見て冷や汗が止まらなかった。彼女は飛ばされる直前、切島に抱えられていたのを見たから、きっと彼と一緒にいるのだろう。
緑谷がその事を話すと、蛙吹は少し緊張の糸を緩めた。

「切島ちゃんと一緒なら大丈夫そうね。後はオールマイトの事ね…さっきの敵(ヴィラン)の話が本当なら、大変な事態になるわ」
「でもよでもよ!オールマイトを殺すなんて出来っこねぇさ!」

蛙吹の予測を峰田が否定する。

「オールマイトが来たら、あんな奴らケッチョンチョンだぜ」
「峰田ちゃん。…連中、殺せる算段があるからこんな無茶してるんじゃないの?」
「っ!!」
「そこまで出来る連中に私達嬲り殺すって言われたのよ?オールマイトが来るまで持ちこたえられるかしら?オールマイトが来たとして無事で済むかしら」
「……!!みみみ緑谷ァ!!!んだよあいつぅぅ!」
「………」

「んのやろォ!!殺してやる!!」
「うわぁ来たァ!!」

考えている間にも敵(ヴィラン)はどんどん迫ってくる。奴らがもし本当にオールマイトを殺しに来たのなら…

「僕らが今すべき事はその企みを阻止する事!!戦って勝つ事!!!」

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