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迷い道クレシェンド【HQ】【裏】

第3章 背中と甘酒


快感と恐怖でカチカチに固まってる身体を優しく撫でる。
「俺、だから、大丈夫だ。
大切に、するからっ!」
「んあっ!!あっ、ああっぃぁっ……!!」
ぐいっと顔を後ろに向かせ、恐怖を和らげるように口付ける。
「あっ、きもひっ、はぁっ!は…んっ…!!」
腰が震える。
俺の形に変形する下腹部をきゅっと押すと、イイところに当たるのか、るるは腰を反らして俺をぎゅっと締め付けた。
「ふ、ふぁぁぁあ!!!!」
「くっ……」
ほぼ同時に果てると、俺はるるの傷だらけの背中に精を吐いた。
もういい年だというのに、こんな、思春期みたいなセックスがよく出来たと思う。
一回り近く年の離れているとは思えないるるの背中は、俺のモノでテラテラと光っていて、また欲を煽っていく。
「悪い!るる、もう一回…!」
出したモノを拭き取りそのまま慌てて挿入した。
「ひあぁぁぁっ!!!」
イったばかりのナカは敏感で、奥まで突いた瞬間にるるはまた昇りつめた。
「やぁ、ん、いま、った!ばっか…っ!あっ!!」
「っく…!」
痙攣しながら内壁が先端の弱いところを擦り、あっという間に背中を白く染めた。
「はぁ…っ…!」
「やっと、やっと繋がれた……」
らしくない言葉が口をついて出た。
ふと照れ臭くなって、誤魔化すようにムッとしてるるを風呂場へ連れていく。
「立てるか?」
「あし、力、入んない……」
腕の中で弱々しくそう言われ、また下半身に熱が集まる。
「…そういうの、なし!
次こそぶっ壊しそう……」
「はーい…」

シャワーをさっと浴びると、湯冷めしたるるにたまたま家にあったチンする甘酒を出した。
ちびちびと飲み終わる頃にはるるは眠そうに目を擦った。
煙草を始末しながら隣に座ると、ゆっくり彼女は顔を合わせてきた。
「繋心さん…私も、好きです…。
綺麗な身体じゃないですが、それでもいいですか?」
弱々しい声で呟かれた。
真剣な、彼女の告白。
「当たり前だ。
いつか俺一色にして穢いなんて思わせなくしてやる!」
頭を乱暴にガシガシと撫でると、詰まった声でるるは頷いた。


この一時の幸福は、残念ながら長くは続かなかった。
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