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甘い貴方を見つけるまで【佐藤流司】裏

第5章 Sugar5


「あーっ、ぴーちゃん退けてっ!!邪魔!バカ!」


「なんや、ええやんか。それとも、一緒に寝るか?」


「寝ない!心羽と寝るの!ぴーちゃんは邪魔!」


流司さんがうるさい。


頭に響く。


「じゃあ、3人で寝ぇへん?」


「やだっ!退けて!」


「俺、客人やぞ!」


「うっさい、違うわ!」


流司さんがうるさい。


2回目。


なんでもいいから、もう降ろして・・・。

恥ずかしいから・・・。

いつまでも、お姫様抱っこしないで・・・。


「心羽も俺と二人がいいよな?」


「どっちでもいいから、早く降ろして・・・。」


「ぴーちゃんが退けないうち、降ろせない。」


降ろして、寝かして・・・。


「あーもう、しゃあないなー。」


そう言って、鳥越さんがベッドから降りる。


流司さんがゆっくりと私をベッドに降ろして、布団の中に潜り込んでくる。


「っ?!ちょっ・・・。」


「しっ。」


パンツの中に手を入れながら、頭を撫でる彼。


みんないるんだよ・・・?


「やっぱり濡れてる。なんで興奮してんの?・・・声、抑えろよ。」


そんなのこと言われても、ムリだよ・・・。

流司さんが触るの、気持ちいいから・・・。


お酒を飲んでから身体が熱くて、みんながいるのに、彼を拒むことが出来ない。

楽に、なりたい・・・。


「ん・・・流司さん、ムリぃ・・・。」


「俺の指、噛んで。」


さっきから耳元で囁くから・・・それですら、感じてしまって・・・。


口の中に忍び込んできた彼の指を軽く噛む。

痛くなんて、したくないから。


「ナカがいい?それともこっち?」


腫れた蕾を優しく刺激しながら、耳元で囁いてくる。


「ナカ・・・。」


「最初痛いかもしんないけど、いい?」


彼の指で、ちゃんと喋れなくても彼はちゃんと聞き取ってくれた。


コクンと頷いて、返事をする。


私の様子を伺いながら、彼はゆっくりと指を沈めていく。


「痛かったら、言って。」


そう言って、キスをする。


それじゃあ、何も言えないよ・・・。






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