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【松】六人の兄さんと過ごした三ヶ月

第7章 派生③おそ松&チョロ松END



 荒い息。最初は怖々と表面に触れていた手は、徐々に大胆になっていく。
「結構……やわらかいんだね……」

 耳元にささやかれる。手に力が入り、触れるというか揉まれるように触れられる。
「――――っ!!」

 おそ松さんの手が、そっと服に潜り込み、私の下半身に触った。
 そーっと指が、谷間をたどる。羞恥と罪悪感でこれ以上にないほど身体が熱い。

「止めてください……本当に……止めてって……!」
 涙声でもがくけれど、二人が私を抑える力はゆるまない。

「ごめん。ここまで来られるとちょっと……」
「いいじゃん。同じ顔なんだからさあ。誰が相手だって」

 クズ長男が最大のクズ発言をかまし、身体を上げ、私に唇を重ねた。

「それに松奈――そんなに嫌じゃ無いでしょ?」

 目を細め、誰かさんと同じ顔でニヤッと笑った。
 酒気が移ったんだろうか。私の息も気がつけば荒い。

「……ごめん、やっぱ我慢出来ない。直接、松奈に触れたい……!」

 謝りっぱなしな割に一向に自重する気配のない三男。
 下から、上着の中に手が入り込み、ブラを押しのけ、激しく触れ出す。

「痛……!」
 潰す気かという強さにちょっと抗議するとハッとしたように力が緩み『ご、ごめんね!』とまた謝られるが、今度は少し優しく触れ、

「ど、どのくらいの強さの方が、気持ちいい?」
 ……分かってねえ!! 

「もう少し、優しく……それ、くらい……」
 答える私も頭がおかしいんだろうか。でも、先端を弄られ、何だか変な気分になってくる。

「……ぁ……」
 声を出すと抱きしめる力がさらに強くなる。
 耳に聞こえる息は酸欠が心配になるレベルで乱れていた。

「松奈……キス、していい?」
「絶っっっ対にダメです!!」

 でも後ろから姿勢を少し変えられ、唇が重なる。
 何でこの兄弟は、どいつもこいつも話を聞かないかな!!

「あ、俺も俺も!」
 まだ罪悪感があるらしい三男に比べ、長男はもう開き直っている。

「ちょっと……ん……」
「あ、おい!!」
 触れるだけのキスだった三男から私を奪い取るようにすると、

「目、閉じて」
「……ん……」

 舌が……入り込んで……。遠慮が! 一切無いっ!!
 でも舌を噛んでやれって思うのに、身体が動かない。

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