• テキストサイズ

進撃の巨人ー短編集ー

第1章 【ライナー】愛しき日よ


「・・・いや、なんでもねぇ。それより戻らねぇと兵長にサボりがバレちまうぞ」

話すライナーを座ったままのサラはゆっくりと見上げた。

「・・・ねぇ、ライナー」

「なんだよ」

「キス、したいの?」

急なサラの発言にライナーは唖然として、サラを見たまま動かなくなった。

「・・・は!?なんだよ急に!!」

「んや、したいのかな・・・って」

サラは立ち上がり、ライナーに向き合う。

「顔真っ赤だよ。ふっ、笑えるね。もしかしてした事ないの?」

ジリジリと迫ってくるサラに、少し後退りするが、地面になった壁の大きな出っ張りにつまずき、尻もちをついた。




/ 219ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp