第2章 〇【ミケ】離せない
「・・・ね、愛してる」
「あぁ、俺もだ。サラ、愛してる」
サラを抱き締めると、サラの汗の匂いを鼻腔に感じる。
「結婚、してくれないか」
「ふふっ、え、このタイミングで言う?二人して真っ裸で体もベトベトなのに。・・・プロポーズってもっとロマンチックなの想像してた」
「・・・すまない、抑えきれなくてな」
しまった、と言わんばかりの顔をしたミケを見てサラは笑いながら、
「ふふ、いいよ。私で良ければ結婚してください」
「・・・ありがとう」
ミケとサラは軽く笑い合ってキスをする。
それからサラはミケとの子を授かり、その後産まれた子と3人で幸せな家庭を築いた。
-END-