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【雑多作品置き場】short story

第24章 So Cute!【プレゼントマイクの場合】




《さっ、気を取り直して、本戦だ!
屍の奴らも復活しろよ?ゾンビ共。

ソーーーーキューーット!可愛いしか言葉が出ねぇぜ!
可愛いは正義!ヒーロー科、口付ゆりなーー!!!

バーーーサス

漢気一筋ど根性!ヒーロー科、鉄哲徹鐵!》


スタートゴングと同時に、鉄哲徹鐵はズカズカとゆりなに歩み寄った。


《ま、まさか…戦うのかァ…?!
鉄哲徹鐵!お前は心臓まで鋼かよォ!》


鉄哲徹鐵は、ゆりなの目の前まで来ると



「かわいいな!近くで見ると…さらに!」
と言って

そのまままっすぐ場外に出て行ってしまった。


《あぁ、近くで見たかっただけなのね…》


《オイオイ、強すぎんだろ!ソーキュート!
さすがヴィラン太鼓判の可愛さだなぁ!》



* ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ *
※一方その頃ヴィラン連合。


「ちょっと、死柄木弔…うちわで見えません…

ジャニーズライブでもうちわは胸元で振るのが礼儀…きちんとルールは守ってください。」

「うるさい…黒霧…集中して見ろ。」

死柄木弔は、応援うちわを片手に、もう片手にペンライトを三本持って、推し(かわいい少女)の応援に勤しんでいる。

もちろん私も。


「かわいいなぁ…やっぱり…
名前もしれたし…ハッピーだ…こんな幸せな気持ちになったのは初めてだ…
なぁ?黒霧…」

「そうですね、口付ゆりななんて、名前までかわいいです。」

「だよなぁ…いいなぁ…あの子供欲しいなぁ…欲しいなぁ…
でも酷いことはしたくないよなぁ…」


「おもちゃとか、お菓子を用意したらいいんじゃないですかね」



「よし、買いに行くぞ黒霧……体育祭が終わったらな…」

「わかりました、死柄木弔」


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