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【雑多作品置き場】short story

第22章 So Cute!【ヴィラン連合の場合】




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【黒霧の場合】


13号を仕留めたあと、子供らの方を向くと、一心に何かを守っている様子で、震えながらこちらを睨みつけてきました。


「皆さん!ゆりなさんを守りますわよ!」

どこから出したのか、大きな鳥籠のようなものを囲う子供らにため息が出ました。
どう隠しても、私の個性はワープゲート、
その鳥籠の中にだってワープはできます。

そんなに何が守りたいのか、興味も湧きまして、簡単に鳥籠の中にワープしました。


「…!」

鳥籠の中に匿われた少女を見たとき、瞬時に思ったのは

「かわいい…」ということ。


ビクビクと震えながら私のモヤを見ている姿が可哀想で、思わずモヤを小さくして本体である体を出してしまいました。


「かわいいお嬢さん、怖がらないでください。」
そう声をかけるが、ビクビクと鳥籠の端に体を寄せる彼女、気の毒になって、鳥籠の外へとワープすると、やっと安心したように、こちらに笑ってくれました。


「我々は彼女には危害を加えません、オールマイトを差し出しなさい。」

彼女に聞こえない声量で、近くにいた1番小さな青年に話しかけるが、涙きながら丸い紫の玉を投げてくるだけで会話にならない。

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