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【ONE PIECE】歳上の人

第7章 寝酒


空を飛び回り目的の船を見つけると、甲板へと降り立った。


「マルコ!エース!ナツキちゃん!」


「ほら、とっとと降りろよぃ」


「わっ、そんな乱暴にしなくても良いだろ」


「まぁまぁ、2人共喧嘩しないの」


「その翼…ナツキちゃんも能力者だったのかい?」


「はい、そうです」


赤い翼を仕舞う。


「それは知らなかったな。

とにかくお疲れさん」


「ところで一体、急遽出航しなきゃいけない程の理由ってなんだよぃ。

ログは溜まってたから良いけど」


「すまねェな、マルコ」


「親父…」


「実は厄介な小僧が近くに居ると聞いてな、念の為だ」


「そうなのかよぃ」


「マルコ、酒飲むか?

今日は上質なウイスキーが手に入ったんだ」


「あぁ、貰うよぃ」


「ナツキちゃんもどうだい?

味は保証するよ」


「あ、いえ、私は…」


「こいつはまだ強ェ酒は飲まねェんだよぃ」


「あ、そうなの?

カクテルとかもあるけど、一緒にどう?」


「…果実酒はあるかよぃ」


「果実酒?

それなら珍しくもないしある筈だけど」


「こいつは果実酒がお気に入りなんだよぃ」


ポン、とマルコの手が乗る。


「果実酒なら飲めるかい?ナツキちゃん」


「大丈夫ですよ」


「じゃあ良ければ一緒に飲まない?」


「飲みます…!」


「はは、分かった。

じゃあお酒とつまみ準備して来るから待っててよ」


サッチさんが甲板を出て行く。
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