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おかえり〜I'm home〜(R18)

第33章 Lovers memory②





ーーー・・・


「・・・・・・・・・」

「あの、りおさん?」

「・・・・・・・・・」

「あの〜」

「・・・・・・・・・」


あーあ、やっちゃった〜

俺から一切触ったりしなくなって、りおから求めてもらおう作戦を執行して、無事(?)に作戦は成功したんだけど、種明かしした途端りおは布団にくるまって部屋の隅にいる。

怒ってるねこれは完全に。

「りおちゃん、機嫌直してよ?もう意地悪しないから〜」

「・・・絶対する癖に。私がこの一週間どれだけもやもやしたか・・・」

厚い布団の城から、もごもごとりおが話す。

「ごめんって。でも及川さん、りおから求めて貰いたくてさぁ、結果、とびきり可愛いりお見れたし大満足って・・・はいはい、ごめんって」

布団から顔を出してこっちを睨みつけてる。
その顔は鬼の形相だった。

でも、俺の言い分は分かってくれたみたいで、文句は出てこなかった。

暫くぶりに触られると、感度増すってホントなんだね。
俺の腕の中で、今まで以上に感じてたりおを思い出すと・・・

ごめん、あと2回はいける。


「・・・・・・・・・馬鹿」

俺の考えてることを読んだように、りおは潤んだ瞳で俺を見ていた。俺はりおに近づいて布団ごと、りおを抱きしめて、ぽんぽんと背中を叩いてやった。


「今回は俺が仕掛けちゃったけどさ?」

「・・・・・・・・・」

その瞼に、ちゅ、と唇を落とす。

「もっと俺に甘えてよ。お前は俺の・・・だーいじな恋人なんだから」

甘やかさせて?大切だから。
俺を求めて?全部あげるから。

俺にしか見せないりおを教えて欲しい・・・



「ね?・・・約束」

「・・・・・・ん・・・」

小指を差し出せば、それに絡まる、細い小指。
きゅっと絡んで約束を交わす。


そして俺たちは、また、甘い夜を過ごしていくーーー・・・


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