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猫の世界~ラーシェノーザ~

第17章 氷の試練



マコ「相談?」

とマコが不思議そうに言う。
ここへ来ていきなり、何を言うのか。

リム「相談の内容はこうです──」

リムの相談内容とは・・・
実は今、アヤの父親が居るということ。ちなみに、アヤの父親は世界中を駆け回っていて滅多に帰ってこないらしい。
そこで、アヤの父親に修行の師範を申し込まないか、ということだった。

リム「アヤ様のお父様…旦那様はこのラーシェノーザ全域で名の知れた方なんです」

アヤカ「あたしは知らないけどな」

アオバ「それほど凄い猫がいるなら是非教わりませんか?そうしないと、この間のようにいざという時に困る事態になりかねません」

確かに、と皆も頷く。
この間というのは、まだ記憶に新しい、ササミの村でのことだ。
森に囲まれたササミ達の村は崩壊しかけたのだが、アヤの機転でなんとか村人を助けることができた。
でも、あの時も実際に役に立ったのはアヤ一人だったのだ。



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