第9章 今日は…
『えっ⁉どうして急に?』
ぽ「さっきちょっと聞いちゃって…」
『私は正真正銘女ですよ‼誰ですか?そんな事を言ったのは…』
ぽ「…そ、相馬さん……」
相馬さん…⁉一体何が目的で…?
相「いや〜とっても面白かったよ〜★」
相馬さんがいつの間にか私の背後にいた…
『相馬さん…一体何が目的なんですか?そんな嘘ついて…』
相「え〜…今日は嘘ついてもいい日でしょ?」
え?今日…?今日は……はっ‼
エープリルフール‼
ぽ「なんだ〜エープリルフールの嘘かぁ‼もう、騙されちゃったよ〜」
種島さんはニコニコと笑って「みんなに言ってくるね〜」と言って走って行った
『もう…そんな嘘、つかないでくださいよ…』
相「だってみんな、麗儸ちゃんの事になると信じるんだもん★」
『まぁ、今日はそういう日なんですから特別に許しますけど…』
今日という日を忘れていた私も私だし…
相「それはそうと麗儸ちゃん」
『はい?』
相「俺、結構前から麗儸ちゃんの事、好きなんだよね」
『もう騙されませんよ‼いくら私でもそれくらいは分かりますから‼』
相「そう…なら、良いんだけど……」
…あれ?なんか相馬さん、悲しそう…何故⁉
私を騙せなかったから…?それとも……
相馬さんはそのままキッチンに行ってしまった
《もう…‼もしそれが こ、告白なんだとしたらなんで今日言うの⁉》
嘘なんだか本当なんだか分からなくなってしまった…