第2章 ズルい言い方

　伊豆くんはスカートの中に手を入れて触っているから、私の身体は全然見えていない。本当に手探り状態だ。
「ごめんね、やりにくいよね…。み、見えた方が、いい…？」
「いや、いいよ。あんまり見られたいものでもないだろ」
　私は、伊豆くんになら見られてもいい…むしろ見られたい、かも。
　でも伊豆くんがいいと言うので諦めた。

　伊豆くんの指が動きを再開した。割れ目を撫でられ、私は快感に身をくねらせる。身体のやり場が無くて、私は目の前の伊豆くんにまた抱きついてしまった。
「ごめん、ね」
「あんまり謝るな…。薬で辛いんだろ、わかってるから」

　伊豆くんの指が刺激をくれる。私の中から愛液が流れ出てくるのがわかる。伊豆くんの指は器用にそれをからめとって潤滑油にした。

「んっ…くぅ…は、ぁ…」
　くちゅくちゅという音が聞こえてくる。伊豆くん…経験ないって言ってたけど、本当かな。なんでこんなに、上手なんだろう、見えてもいないのに。

「はぁ…んっう…伊豆く、ん…あん…」
　伊豆くんの指が、繊細に、しなやかに私を犯す。クリをきゅうと押されてしまって、私は伊豆くんにいっそう強く縋り付いた。
「はぅ…伊豆く…そ、それ…いいよお…」
「ここか？」
　くにくにとクリを嬲られる。
「や、ふぁ…そ…そこ…。ひゃああ…いい、の…！すき…！ふ……おかしくなっちゃ…う」

　また頭がぼーっとしてきた。脳に浮かんだことすべて口に出してしまう。

「もっ…っとぉ…あぁん…。きもちぃ…もっと…ちょうだ…んっ…」
　そのとき、伊豆くんの中指がずるりと奥へ動いて、蜜壷の中に滑り込んだ。

「ひゃっ、あ…！んんぁん！」

「桃浜、腰、浮かせてくれるか。ちょっと体勢キツい」
「はぅ…こ、こう…？」
　私が立ち膝になると、伊豆くんはじゅぽじゅぽと指を出し入れし始めた。先ほど先生に広げられたのと、溢れかえる愛液とで、私の肉壁は喜んで伊豆くんの指を受け入れた。

「ふぁっ！や、んぅ！あうっ、伊豆、く、伊豆くん…！すきぃ…！」
「ぶはっ…ちょ、桃浜、息できない…」
「えっ…あっ」