第16章 いざ!出陣! 【16】
『遊びじゃないよ~多分…同田貫さんだって体動かすって、何するの?』
同田貫「あぁ、軽く素振りでもしてこようかと思ってな」
『ぉお!私も一緒にやりたい!あっ、でも刀、振り回したら危ないよ?』
同田貫「誰に言ってんだ?木刀があるんだよ」
『へぇ~やっぱりここは何でもあるね?道場みたいな所もあるの?』
同田貫「あぁ、あるぞ」
『ぅわあ!何かわくわくしてきよ!よしっ!これ終わらせたら道場行こう!同田貫さんは縁側で日向ぼっこしてて?』
同田貫「何で俺は日向ぼっこなんだ?準備運動がてら手伝ってやるよ」
『ありがとう』
そうして二人で枕を縁側に並べ終えると
『ぉお!終わった🎵同田貫さん手伝ってくれたから早かった🎵ありがとう!道場行く前に堀川君に言ってくる!』
私は縁側から降りて屋根を見上げ堀川君に声をかける
『堀川君!こっち終ったよ!他にやる事ある?』
堀川「ありがとう!こっちも終ったよ!とうっ!」
すると堀川君は屋根から飛び降りスタッと着地した
『ぅわあ!ちょっと堀川君!?ビックリするじゃんか!』
堀川「あははっ!ごめんね?つい、いつものクセで。主さん、これから一緒に休憩しない?」
『うん!…あっ、これから同田貫さんに道場連れてって貰う約束してたからゴメンね?』
同田貫「主は少し休憩しろ、働きすぎだ」
『同田貫さんも一緒に休憩する?手伝ってもらったし』
同田貫「あんなの手伝いのうちに入らねーよ、俺は先行ってる、後で堀川に連れてきてもらえば良いだろ?」
『ん~堀川君いい?』
堀川「もちろん!じゃあ僕達は休憩しよう?」
『うん!同田貫さん手伝い、ありがとう!』
同田貫「あぁ」
同田貫さんは手をヒラヒラ振って行ってしまった。それを見送ると
堀川「主さん、行こうか?美味しいお茶淹れてあげるね」