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【HQ】キミ色オレ色

第6章 スキ、キライ。キライ、スキ。



「はーい…あ…では」

と、ドアを閉めようとすると、
勢いよくドアを開かれた。

…腕、もげた…。

「おいおい…それは酷くね?
オレ、泣いちゃうからな?ここで」

「黒尾センパイが人前で泣けるわけないです。
泣けるもんなら泣いてみれば?」

私は、分かるから。
この人は、人の前では涙を流せない。
だから、言ってみた。

「あ、今ノーブラ?触ってもいい?」

「触ったら…髪の毛抜く」

パジャマの私が悪いけど、
いくらなんでも触らせる訳にはいかない。



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