第5章 小さい天使と大きい悪魔
始業式が始まってから、2週間が経過した。
今は、仮入が始まっている。
私は、吹奏楽に入り、トランペットを担当させてもらっている。
仮入でたくさん部員を稼ぐためには、
まず、笑顔!って、センパイに言われたけど…
私に笑顔?
無理な話です。
あ、他にも席替えしたり、
…席は、一番後ろの窓側の席。
で、前に研磨が来てくれました
研磨には席交換してって言われたけど、絶対に交換してあげません。
だって、特等席ですから。
…なんて、楽しい日が続いたけど、
あれから、黒尾センパイとは、話してません。
そもそも、会ってないんです。
…イヤ、会いたいとか、そう言うのじゃ、ないけどね?!