• テキストサイズ

【HQ】キミ色オレ色

第29章 それぞれ



「敏感だなぁ…。かわいい、かわい。」

そう言って鉄朗は、手を止めて角度を変えて、何度も何度もキスをする。

そんな鉄朗の声を耳に入れていると、今度は人の声ではなく、ドアをノックする音が部屋に響いた。
すると鉄朗は、先程まで止めていた手を動かし、ナカに2本の指をくぷりと入れる。

「…ッ、ぁ…」

必死に手で口を覆い、声を出さないようにする。そして、ダメだと言うことを伝えるように首をふるふると横に降った。

「黒尾ー、風呂借りんね」

ドアをノックしたのは木葉さんだったらしい。
それにしても、静かすぎて外に音漏れてないかな…?大丈夫…だよね?

そんなことを考えていると、空いている手で陰核をいじられる。

「2人でごゆっくり」

あ、ダメだ、このままじゃ声抑えられない。

…木葉さん、早くドアの前から移動して…!

なんて酷いことを考えながら声を抑え、足音が聞こえたと同時に思わず止めていた声を出してしまう。

「木葉に聞かれると思って興奮してたの?」

「ちがうッ、ぁんっ、そんなこと、ない…!」

「そっかー。あんなに俺の指締め付けてたのにね。」

やばい、イきそう。
声もこれ以上抑えられない。

「イく?イきたい?」

その言葉に、私は先程とは違い、縦に首をふる。

「そっかー。そうだよね。イきたいよね」

「じゃあさ、」

手を動かしたまま、鉄朗は私の耳元に唇を近づけてこう言った。

/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp