• テキストサイズ

【HQ】キミ色オレ色

第24章 安心、好き、恋



「私は、クロを、愛したいし、愛されたい。…って、思っちゃいました…。私もクロが、大好きです。」

クロから言われたストレートな言葉は、すごく嬉しくて。
だから、私もめんどくさい言い方はせずに思ってることを伝えた。

するとクロに、ものすごい力で抱きしめられる。

「ごめん、待ちきれなくて。」

「こちらこそ、自分から言ったくせにごめんなさい。」

2人で謝罪の言葉を述べると、どちらから、というわけでなく、お互いに顔を寄せ合い、キスをする。

キスは特別深くない。
久しぶりに会えた喜びを表す、バードキス。何度も何度も、唇を当て合う。このキスは、嬉しさを表すキス。

クロも、嬉しく思ってくれているのかな?
…ちょっと、期待してもいいのかな?

すると、目から溢れてくる涙の粒。

「それは、嬉し涙ってことでいいのか?」

「うん。…私、今、すごく、嬉しい。すごく、幸せ。」

私の肩に置いてあるクロの顔を見ようとすると、その行動は、止められた。

「恥ずいから、見ナイデ…。」

「そっか。じゃあ、私ももう少し泣いちゃおうかな」

なんて、冗談っぽく言ったけど、私もクロの背中に手を回しながら、思い切り泣いた。

/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp