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【HQ】キミ色オレ色

第15章 ラムネと焼きそばとそれからキミ



どこかで花火の音がした。
ふ、と目を上に向けると大きな花火が咲き誇っていて。

「…きれい」

「すげーな」

互いに言葉をこぼすように呟き、互いの手を絡ませながら花火を見ていた。



「すごく綺麗でしたね」

「うん。」

家に向かうときも、もちろん手を繋いでいて、なんかもう手汗とかどうでも良くて。
とりあえずクロと触れ合っているということだけがものすごく嬉しくて。

「来年もまた来ような」

「来年は最初から手、繋ぎましょうね」

「だな(笑)」

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