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【HQ】キミ色オレ色

第15章 ラムネと焼きそばとそれからキミ



あれからものをちょくちょく買って、綾菜と二人でベンチに座っていた。

すると、綾菜が俺に1000円札を2枚渡してきた。

「…ん?なにこれ?」

何のことだか分からず綾菜に聞くと、綾菜は表情ひとつ変えずに俺に言ってきた。

「色々なもの奢ってもらったので。」

…ん?
それにしてもこれじゃ俺が払った金よりも多いし、なによりなんでオレ、お金返されてるの?

「イヤ、いいよ」

「…なんでですか?」

「は?ん?」

イヤ、逆になんでですか?

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