• テキストサイズ

【HQ】キミ色オレ色

第9章 ドキドキだらけの1日を・・・



「綾菜行くぞ。
俺ん家に来ればいいよ。」

そういい私の手を引いてくれるクロと、
無言で私の手を強く握る京治。

すると京治が声を出した。

「ねぇ、また違う男と遊んでるの?
ホント、サイテーな女だよ。」

「違う…そんなんじゃないよ」

ホントはもっとキッパリと言ってやりたいのに、
緊張と、酷いことを言われた怒りで声が震えてしまった。

「綾菜はまた、逃げるんだね?」

そういい、俺について来い、というように私の手を強く引いた。

「クロ、ゴメンなさい。光太郎に遅れて帰るって伝えといてくれると嬉しいです。」

「イヤ、俺もいるよ。
まぁ、でも二人で話していいぜ?
俺、あっちの方で待ってんから。」

そう言うと私にお礼の言葉も言わせる隙を与えずに歩き始めた。

/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp