第2章 財前光【秘密の場所】

財前said

ー俺には幼なじみの彼女がいる。テニス部のマネージャーでもある、金井結香。昔からおっちょこちょいで天然でバカ。でも意外とモテるんだよな。まだガキの所か抜けないくせにな

結香「光ー！今日部活あらへんて！」

財前「ほんまか？」

結香「うん！おさむちゃんがさっき言っとってん！」

財前「おぉ。」

結香「なぁ光！うちめっちゃええ所見つけたんよ！」

財前「どこや？」

結香「今日の放課後行かへん？」

財前「ええよ」

結香「今日の光優しいー！」

財前「いつも優しいはずやけどね」

結香「ほんま？笑」

財前「当たり前や」

結香「やっぱり嘘や」

財前「なんやて」

結香「なんでもあらへん！放課後どこで待ち合わせする？」

財前「迎えにいくから教室で待っとけ」

結香「ありがとう！光」

～放課後～

財前「結香おるか？」

男A「おるで。金井ー！彼氏やでー！」

結香「ほんま！裕二ありがとう！」

裕二「おぅ！仲良しやなぁ！」

結香「でしょ（ニコ」

裕二「楽しめよー！」

結香「おおきに！」

財前「遅いでー」

結香「光ごめんね！」

財前「いやイーケド。その場所ってどこなの？」

結香「なんかねあんまり人来ないらしいんだけど。そこなら光にちゃんと向き合って聞きたい事聞ける思っとってん。」

財前「そうか。ほな行こうか」

結香「ええの？光」

財前「聞きたい事あるんやろ。ええよ、行こう」

結香「光ー！おおきに（ニコ」ｷﾞｭ

財前「結香！こんなとこで抱きつくな」

結香「照れとるん？」

財前「当たり前や」

結香「昔はよく抱きついてきたのになぁ」

財前「昔の話はええよ」

結香「昔はうちの方が背高かったのになー今じゃ光の方が上やし…」

財前「当たり前や。俺の方が高いに決まっとるやん」

結香「雨…降ってきた。」

財前「走るぞ！」

結香「そこの空き家や！」

財前「ほんまや、誰もおらへん」

結香「でも中は綺麗なんやで」

財前「ほんまや。誰か住んどるんちゃうか？」

結香「玄関の紙見てないんか？」

財前「え？」

～空き家になりました。家具は少し残っています。すきに使ってください。～

結香「ほらね」

財前「ほんまや」

結香「ここ綺麗なダブルベッドあるねんで！」

財前「ほんまや。ココの棚とかなんか入ってるんか？」