第3章 跡部景吾【パーティー後】
跡部said
ーはぁ。パーティーなんて面倒だな。正直行きたくねぇ。でも大事なパーティーだから今日は行かねぇと。
跡部「そんなことないですよ。それでは失礼します」
ーはぁ。面倒だな。バルコニーでも行くか
○○「はぁ。」
跡部「(なんだ。先約がいるのか。」
○○「あ、景吾…」
跡部「……///」
ー俺はしばらく目が離せなかった。なぜコイツがいるのか。コイツもこのパーティーに来たのか。教えてくれなかったのが不思議なくらいだ。俺の彼女の岡野理沙。コイツも良いとこ出の御令嬢だ。俺の家も御世話になっている。俺と理沙は昔からの幼なじみだ。襲いたくても襲えない。バカで天然で。でもすげぇ可愛くて困る顔を見たくない。今でも襲いそうなのを我慢してる。しんどいぜ……
理沙「景吾もこのパーティー来てたのね」
跡部「あぁ。理沙も来てたんだな」
理沙「来るはずじゃなかったのよ?」
跡部「そうなのか?そう言えば岡野さん見かけないな」
理沙「体調不良で来れないから代わりに私が来たの」
跡部「そーだったのか。中に入らないのか?」
理沙「ちょっと風に当たりたかっただけだからもー戻るよ。少し肌寒くなってきたし。」
跡部「俺様がエスコートしてやるよ」
理沙「えー笑いいよ景吾。大丈夫(ニコ」
跡部「俺様の女だ。エスコートくらいしてやる」
理沙「……ありがとう///」
跡部「あぁ。では、お手をどうぞ、お嬢様」
理沙「はい」
ガチャ
周りA「いーなー!岡野様羨ましいわ!」
周りB「ほんとですね。跡部様にエスコートしてもらえるなんて!羨ましい限りですわ」
周りC「跡部様羨ましいな。岡野様をエスコートできるなんて」
周りD「でもあそこって幼なじみだもんなぁ」
周りE「そうだな」
理沙「ねぇ景吾。すごい注目されてるんだけど」
跡部「気にするな。」
理沙「景吾!」
跡部「あぁん?」
理沙「飲み物持ってくるからここにいて!」
跡部「あ、おい!理沙!」
理沙「あったあった。2人分頂けますか?」
バーテンダー「かしこまりました。」
理沙「あ、運ばなくていいですよ、自分で持って行きます」
バーテンダー「かしこまりました」
跡部「理沙。いきなり走って行くな。コケるだろ」
理沙「大丈夫だもん。景吾の分の飲み物も飲んじゃうんだからね!」
跡部「理沙?」