〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第14章 胡蝶ノ蜜夢《前編》❀家康 × 三成❀
「やっ…ぁあっんっっ…だめぇっぁっあっ!」
じゅるっじゅるるっ…ちゅぱっぴちゃぴちゃ……
家康が私の脚の間に顔を埋め、蕩けた秘部から蜜を啜る音がする。
その巧みな舌使いと熱い唇に、私はみっともなく啼かされ、でも逃げようとしても逃げられない。
何故かと言うと……
「ほら、美依様…ここも可愛らしくなってますよ」
私の躰を胡座に、後ろ向きで座らせ。
そして、逃げないように背中から抱き締めている三成君。
三成君は片手で私の膝裏に手を入れ大きく開かせ、空いた片手で執拗に敏感な胸の先を摘む。
指で捏ねるように弄られ、摘んで引っ張られ…
そして首筋に甘く噛み付いては、舌でなぞってくる。
家康に攻められ。
三成君に弄ばれ。
何故。
「んっ…美依の蜜、甘い…もっと……」
「美依様、もっと貴方を感じさせて……」
何故、こんな事になったのか────…………
全ての始まりは、私が信長様に呼ばれ、南蛮の献上品を見せてもらった事。
まさか、とんでもない『悪魔の香水』が混ざっていたなんて。
「わぁっ…すごい綺麗……!」
その日安土城の天主には、南蛮の使者から、たくさんの献上品が届けられていた。
綺麗な三面鏡や、絵画や。
漆器にお酒に、おしゃれなドレスまで。
その煌びやかな品々に、ため息を漏らすと……
脇息にもたれて座っている信長様が、威厳に満ちた声で得意気に言った。
「見事だろう、美依」
「はい、とっても!素敵な物ばかりですね」
「気に入った物があれば持っていくが良い」
「え…本当ですか?」
「ああ、その代わり、一つ遣いを頼まれろ」
すると、信長様は私に『おつかい』を頼んだ。
南蛮の貴重な書簡を、家康と三成君。
それぞれの御殿に持って行って欲しいと。
多分あやつらにに読み解かせるのが、一番手っ取り早い。
信長様はそう言って、不敵に笑った。
確かに三成君は本の鬼だし、家康だって暇さえあれば本を読んでいるイメージがある。
南蛮の書簡なんて、さぞや興味を引くだろう。
私はそう思い、その『おつかい』を快く承諾した。