• テキストサイズ

【ハイキュー!!】君を騙す方法 R18

第5章 ヤキモチの引き出し方


そのまま木兎さんに促されて、駅前のファストフード店でドリンクを挟んで向かい合っていた。

…状況を整理したい。

「えっと…木兎さんはなんで音駒に居たんですか?」

目の前の木兎さんは相変わらずニコニコしている。

「なんでって…あっ!和奏ちゃん、連絡先教えて!」

ダメだ…整理されるどころか、益々訳がわからない。

黒尾先輩のヤキモチを引き出すのに、木兎さんを利用出来れば…なんて考えていた私は断る理由もないので、木兎さんと連絡先を交換する。

「で…、なんで音駒に?」

「あぁ。だから、和奏ちゃんの連絡先を聞きに来たんだよ。」

「え…?」

いやいや、動揺しちゃダメだ。
きっと黒尾先輩と同じ分類!軽い人だ!!

「あと、聞きたい事もあったんだけど…」

「聞きたい事…ですか?」

ニコっと笑う木兎さん。

「そう。昨日会った時に思ったんだよ。なんでそんな無理して黒尾君の隣に居るのかなぁって!」

なっ…?
どう言う意味だろ…?
言葉に詰まる。

「でも、さっきの会話でわかったから、もう大丈夫。黒尾君と付き合えれば…って頑張ってるんでしょ?」

「そんなに前から話聞いてたんですか!?」

思わず前のめりになるが、木兎さんに慌てた様子は一切ない。

「だって、どうせ助けるなら最高のタイミングで助けたいじゃん。気になる相手なら特に。」
/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp