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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第29章 番外編


美波は時々頑固だ。



唇を尖らせ、高杉と同じ様な事を言う。

それがたまらなく愛おしい時もあれば、少し距離を置いておこうと思う時もある。

結婚を意識したのはこんな理由からだ。



もともと昔から結婚願望のようなものは皆無だった。

一緒に暮らしているという事実があるのだから、籍を入れようが入れまいがどちらでも良い。

しかし、ふと思った。

美波を永遠に俺のものにする方法は無いだろうか。



こんな事を言うと、独占欲の塊のような男だと思われてしまうだろうが、ただ単に美波と生涯を共にしたいという事だ。



この穏やかな日々が続けば嬉しい。

いつか子供ができ、賑やかな生活になるのも良いだろう。

俺は美波さえ居てくれれば構わないが。

もちろん、コロの存在も忘れてはいない。






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